本記事ではVBAで使えるメソッドについてまとめました。
メソッドとは直訳すると「方法・手法」を意味する言葉です。
コンピュータ業界では「各オブジェクトでの処理・操作」を定義したものを指します。
VBAでは「オブジェクト」を操作する方法として「プロパティ」を使う方法と「メソッド」を使う2つの方法があります。
メソッドを実行することで、オブジェクトの現在の状態を直接変更することができます。
また、メソッドには処理を実行する時に使用するデータや、処理の内容に関するオプションなどの情報を一緒に記述することがあります。これらの情報を「引数」といいます。
引数は、メソッド名の後に半角スペースを空けて指定します。メソッドの中には引数が必須なものもあります(表内の太字で表記)
また、複数の引数を指定する場合は半角カンマ「,」で区切ります。
それではメソッドについて一覧表にしたので辞書代わりに使って頂けると幸いです。
メソッド | 使い方 |
例文 |
Add | オブジェクトを新規に追加する | WorkSheets.Add |
Activate | アクティブシートの次のシートをアクティブにする | ActiveSheet.Next.Activate |
Arrange | ウィンドウを整列する | Windows.Arrange ArrangeStyle:=xlArrangeStyleTiled |
ClearContents | セルB2の書式や文字を削除 | Range(“B2”).ClearContents |
Copy | コピーする | Selection.Copy |
Delete | 選択したセルを消去する | Selection.Delete Shift:=xlUp |
Find | A列から「伊藤」を検索 | Range(“A:A”).Find(What:=”伊藤”) |
GetPhonetic | 「伊藤」をフリガナ変換 | Application.GetPhonetic(“伊藤”) |
InputBox | インプットボックスをメッセージとして表示 | Application.InputBox(“名前”) |
Insert | 行全体の挿入 セルの挿入-行全体 |
Rows(“B:B”).Insert |
Merge |
セルを結合する |
Range(“A1:B2”).Merge |
Move | ワークシートを移動する(後ろ側) | Worksheets(“test1”).Move After:=Worksheets(“test2”) |
OnKey | マクロにショートカットキーを設定する [Ctrl]+[Alt]+[PageUp] |
Application.Onkey “^%{PGUP}” |
PasteSpecial | 貼り付けする | Range(“B1”).PasteSpecial |
PrintOut | 印刷する | Range(“A1:Z10”).PrintOut |
Protect | ワークシートを保護する | ActiveSheet.Protect Password:=”-“ |
Replace | 入れ替える | Cells.Replace What:=”a”, Replacement:=”b”, MatchCase:=True |
Select | 選択する | Range(“A1:Z10”).Select |
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