本記事ではVBAで使えるプロパティについてまとめました。
プロパティとは直訳すると「物体の性質・特質」を意味する言葉です。
コンピュータ業界では「属性」などとも訳されます。
VBAではオブジェクト名とプロパティ名を使うとその具体的な情報を得ることができます。
また、プロパティの中には対象オブジェクトを指定せずに、コードの中で単独で使用できるものもいくつかあります。(表内の太字で表記)
プロパティについて一覧表にしたので辞書代わりに使って頂けると幸いです。
プロパティ | 使い方 |
例文 |
ActiveWorkbook | アクティブなブックを保存する | ActiveWorkbook.Save |
ActiveWindow | アクティブなウィンドウを閉じる | ActiveWindow.Close |
ActiveSheet | アクティブシートを印刷する | ActiveSheet.PrintOut |
ActiveCell | アクティブセルの値を10にする | ActiveCell.Value=10 |
Cells | セル(1,1)(=セル”A1″)を選択する | Cells(1,1).Select |
Colorindex | セルA1の文字色を赤(=3)に設定 | Range(“A1”).Font.ColorIndex=3 |
ColumnWidth | セルの列幅を20に設定する | Range(“A:E”).ColumnWidth=10 |
Count | ブック内のシート数を表示 | Sheets.Count |
Font | セルA1のフォントサイズを10に設定する | Cells(1,1).Font.FontSize=10 |
FontSize | 選択した箇所のフォントサイズを10にする | Selection.Font.FontSize=10 |
FreezePanes | アクティブウィンドウの現在のセル位置で枠固定 | ActiveWindow.FreezePanes=True |
Interior | 選択内部の色を黄色にする | Selection.Interior.ColorIndex=6 |
Name | Sheet1に”test”と名前をつける | WorkSheets(“Sheet1″).Name=”test” |
MergeCells | セルが結合されているかどうか判定 | Cells(1,1).MergeCells |
Offset(y,x) | 基準セルから下にy、右にx移動したセルを選択 | ActiveCell.Offset(y,x).Select |
Open | test.xlsxというブックを開く(パスが同じ位置) | Workbooks.Open “test.xlsx” |
Pattern | 指定セル範囲のパターンを縦縞に設定 | Range(“A1:B3”).Interior.Pattern=xlVertical |
Range(y,x) | セルA1を選択 | Range(“A1”).Select |
Sheets | “test”のシートをアクティブにする | Sheets(“test”).Activate |
ThisWorkbook | 現在のブックのtestシートをアクティブにする | ThisWorkbook.WorkSheets(“test”).Activate |
Value | セルA1の値に0を設定する | Range(“A1”).Value=0 |
Workbooks | ブック「テスト」を選択 | Workbooks(“テスト”).Activate |
WorkSheets | シート「テスト」を選択 | WorkSheets(“テスト”).select |
↓本記事の参考にもさせていただいたオススメの書籍も紹介しています
【Excelで作業の自動化!マクロ・VBAを始める方へ】例文が豊富でオススメな本ランキング
Excel マクロ・VBA に関する本で私がお勧めする3冊を紹介します。
初心者でもすぐに使え、上級者にも例題集として1...